スウェーデンから創作科(3年目)の水野さんから近況報告が届きました。
水野さんは8月下旬から、提携校であるHV Skolaで刺繍や織りを学んでいます。
こちらは先週サマータイムが終わり、日本との時差が1時間増えて8時間になりました。
来たばかりの8月には夜の9時まで明るかったのに、今や夕方4時に日没です。
冬は3時日没になるようで、スウェーデン人は少しでも日があれば、
今のうちに日光を浴びようとしています。ちょっと面白いですが、
私も冬の長い夜を経験すればそうなるのだろうな…と思っています。
秋は早足で過ぎ、一部地域ではオーロラが観測されたようです。
織りのプロジェクトは自分の組んだスケジュール通り、順調に進めています。
木曜日に全てのパーツを織り上げ、本日金曜日に湯通ししその後縫製に入ります。
この織りのプロジェクトで初めて北欧式整経機を体験したのですが、
初めは和式と綾の取り方がごっちゃになり見事失敗しました。
サンプル用に整経したその経糸は川島方式で機がけをし、
本番からはHV Skola式で先生や友達に聞きながら習得しました。
日本にあってここには無いもの、またその逆も然りで、使い方を聞く度、
なるほど!と感心する道具や方法とたくさん出会えました。
来月初めにこのプロジェクトのプレゼンテーションPecha Kuchaがあります。
PowerPointを使用したプレゼンテーションになるので、
翻訳に時間がかかる私はちょっと焦っていますが、しっかり準備したいと思います。
この織りプロジェクトの合間に組織織の理論の授業があり、
Linnea先生やクラスメイトの通訳で何とか理解出来ています。
このプロジェクトが終わったら次はダマスク織のプロジェクトに入ります。
今月はクラスメイトからのお誘いも多く、とても充実した生活になりました。
お家でディナーをご馳走になったり、HVskolaとはまた別の小さな織りの教室
(クラスメイトが先生として教えています)でお手伝いをしたり、
美術館にみんなで行ったりと距離感が一気に縮まって嬉しいです。
みんなにお世話になっているお礼として、日本食パーティーを来月企画しました。
寿司しか知らないと言っていたので、日本の食べ物って美味しい!
と言ってもらえるように腕を振るいたいと思います!