紗、絽、羅は隣り合う経糸を綟(もじ)って(絡み合わせながら)織る特殊な織物です。この講座では紗と絽をご紹介します。
綟ることでできるすき間は風通しもよく、夏物の衣料などに適しています。竹の糸は抗菌作用もあると言われており、夏冬を通して身につけても気持ちの良い繊維です。
紗に平織りを組み合わせた絽は、着物の夏帯にも使われ、紗よりもしっかりした風合いがあります。
竹糸で紗のショールを織り、綿糸で絽のランチョンマットを織ります。
※この講座は「はじめての織り」または「織物がわかる5日間」修了と同程度の経験者が対象です。
日程 | 2019年7月16日(火) 〜 2019年7月19日(金) |
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時間 | 10:00 〜 16:00 |
受講料 | 34,000円(税抜き) |
定員 | 8 名(最小開講人数 4名) |
申込締切 | 2019年7月1日(月) |
1日目 | 組織説明・配色デザイン・整経 |
2日目 | よろけ作り(糸綜絖)・機掛け |
3日目 | 紗による竹糸のショール作り |
4日目 | 絽による綿糸のランチョンマット作り |
1984年川島テキスタイルスクール修了、1989年京都市立芸術大学染織専攻卒業。新聞紙で織るタペストリーを制作。中学・高校の教師を経て、アトリエ・ヒュー工房を設立。現在、高校、大学の非常勤講師。新匠工芸会会員、京都工芸美術作家協会会員。