川島テキスタイルスクール

Jp / En 

ひとびと

 

ひとびと


修了生インタビュー

德本治子

2022年 本科修了生

 

海外留学が中断となり、帰国中にワークショップを受講したのを機に専門コースに入学しました。本科で綴れや絣、組織などを学ぶ中で、織りは技術が必要だと実感しました。技術を積み重ねてステップアップしていくのが楽しくて。この学校に来て、制約の中のものづくりが向いていると自分を知ることができました。織りの計画性が好きで、教わった技法の面白いところを生かしてデザインする。そこに集中できたのがよかったです。当初は海外の大学院に進学するつもりでしたが、スクールで学ぶうちに技術を習得したい方向に変わったので、これからスウェーデンのテキスタイル学校に出願します。引き続き技術を身につけ、自分の強みを持って社会に出たいと思っています。

 

 

インタビュー全文はブログへ >> 織りを通して「希望が生まれた」德本治子



神田愛子

2021年 本科修了生

 

美大の空間デザイン学科で2年学び、休学して来ました。スクール見学時、学生の作品を見て、ここでなら私自身大きく変われると思い、作家として自立できる技術を身につける目的で入学しました。織りは未経験からのスタートでした。大学では考える授業が多かったのですが、スクールでは試作を含め沢山ものを作りました。手を動かすことで、ものづくりの感覚がつかめるようになり、造形力が上がった。また織物を通して「考え方」と「ものづくり」を自分の中でつなげた。その手応えは今後、大学でも空間演出に生かしていけると思います。インテリア・ファブリックに興味があって、面白いものが好きなので、しばらくは日々の生活がワクワクするものをつくりたい。織りを使って実験的なことをやっていきたいです。

 

 

インタビュー全文はブログへ >>「ものづくりの感覚がつかめるようになった」神田愛子



加納有芙子

2020年 専攻科修了生



 

大学時代に建築を専攻し、空間を構成するマテリアルとそれに連動して変化する空間や心理、その両者の関係性に強く興味を惹かれました。布のやわらかさや重なる色彩、糸の繊細さが、自身の求める表現に結びつくのではないかと思い、スクールに入学しました。現在は、布と空間をテーマにした作品を制作し、ひとつのテキスタイルが在ることにより変化する空間を表現することを試みています。今後も布や糸の可能性を追求し、自身の制作を進めていきたいと思います。


陳 湘璇(台湾)
2020年 専攻科修了生

 

大学でファッションを学び、卒業後、衣装デザインの仕事をしていく中で、より一層テキスタイルや素材に興味が深まり、特に日本の染織に憧れるようになりました。スクールで初めて織物を学び、織りと他の技法を組み合わせることや、様々な素材を使って発想し制作することの楽しさを知りました。今後は株式会社川島織物セルコンに入社し、プロの現場で織りの仕事をしながら、自分の世界観を制作を通して表現して行きたいと思います。


駒田桃子

2019年 技術研修科修了生

 

大学では染織ゼミに所属しており、卒業後に技術研修コース(3ヶ月)に入学しました。織りの経験があるとはいえ、制作を進めていく中でひとりでは迷うこともたくさんあります。ここでは色々な専門の先生がいるので、ひとつ質問しても様々な角度で答えが帰ってきます。そして自分が今までやってきたことという狭い世界から少し出てこれた様に思います。また、ここでは自分の学びたいという気持ちに応えてくれる環境が整っています。なので3ヶ月という短い期間でも、自分の意欲次第で期待以上の学びが得られるという実感がありました。今後は自分が感じている織りの良さや、そのこだわりを、実感しながら制作していきたいです。


永井沙織
2018年 専攻科修了生

 

小さな頃から洋服や布が好きで、テキスタイル を学びたいと思い入学しました。糸や生地がどのようにしてできるかという染織の基本から学ぶことは新鮮で、たくさんの発見がありました。2年間、静かな環境の中、友人たちと励まし合いながら朝から晩まで制作したことが思い出深いです。現在は、齋藤織物株式会社に勤務し、洒落帯から格調高い帯まで、いろいろな種類の帯を織る機会があります。初めての挑戦も多いですが、スクールでの経験を土台に、日々学びながら楽しく仕事をしています。


渡井あかり
2017年 創作科修了生

2014年 北海道美瑛高等学校卒業

京都で染織を学んだのち海外でより知識を深めたいと思い、交換留学もできるスクールに入学しました。素材の選び方、染め方、織り方で表情が変わっていく布に夢中になりながら、自分らしいものづくりとはなんだろうと考え制作した3年間でした。現在は北海道に戻り、物作りに携われる仕事に就きながら、知人とテキスタイル のグループ展を開くなどしています。スクールや留学先で多くの織り手さんと出会い、学んだことを活かして、これからも制作を続けていきます。


>これまでの修了生インタビュー

▲ TOP



修了生紹介


▲ 修了生紹介 TOP