染織デザインの基礎から専門的に学ぶコースです。
1年目は、他では体験できないくらい充実した密度の高い基礎授業を行います。
2年目は、各々が目的を持って具体的な作品を制作し、テキスタイルデザイナー・染織工芸作家・造形作家・雑貨デザイナーやショップオーナー等を目指します。
3年目は、自分の力を十分に発揮できるように、交換留学やコンペへの挑戦などで自信をつけます。
難しい素材や技法を試し、表現の幅を広げると共に各自が希望する分野(着物、雑貨、ファッション、インテリア、造形等)の企画から制作、プレゼンテーションまでを学ぶ。インターンシップを通して企業体験をする。
学外展覧会等への参加、北欧提携校への3ヶ月の交換留学や国内外のコンペへの挑戦等により、修了後の進路を具体化する。
創作科では提携校の HV Skola(スウェーデン)へ3ヶ月の交換留学をすることができます。日本を外から見つめなおし、北欧の優れたテキスタイル文化と技法を学ぶことにより、デザイナーや作家として暮らしのためのよいデザインを提案できる人を育てます。
講義名 | 内容 |
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● 色彩演習 | 色彩の基礎知識と、テキスタイルにおけるその効果と活用を学ぶ |
● 織物文化館 | 川島織物文化館収蔵品の見学を通して、染織の文化を学ぶ |
● テキスタイルの現場 | 工場を見学し現場のデザイナー、企画担当者、技術者からレクチャーを受ける |
● 表現論 | アーティスト、デザイナー、研究者など外来講師によるレクチャーを受ける |
演習名 | 内容 |
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● 基礎織り | 多色の糸を使って織る中で糸の準備や機道具の扱いに慣れ、作業の流れをつかむ 4枚綜絖でできる組織を使ったディッシュクロスを織る |
● 織実習1 | 〈綴織〉 絵画的な織表現のテクニック演習と作品の制作 |
● 織実習2 | 〈布を織る〉 細い綿糸と絹糸を使いオリジナルストライプの布を制作 |
● 腰機 | 腰で経糸を引っ張り調整して織るグァテマラの原初的織物を体験する |
● 天秤機 | 8枚綜絖を使用した組織を織り、天秤機の機構を学ぶ |
● 絣基礎 | ラミーを使って経緯絣のクッションを作り、その過程において絣の全行程を学ぶ |
● 化学染色 | 糸染め(綿、絹、麻、羊毛)の基本原理と実技を学ぶ |
● 天然染色 | アカネ、クチナシ、ヤマモモなどを使用して天然染色を学ぶ |
● デザイン演習 | いろいろな素材を体験し、各自のテキスタイル表現の幅を広げる |
●ニードルワーク | 刺繍文様や技法、素材等からインドの生活と手仕事の文化について学ぶ |
● スピニング | 羊毛が糸になるしくみを手紡ぎの実習を通して学ぶ |
● ホームスパン | 手紡ぎ羊毛糸の特長を活かし、それぞれがデザインしたマフラーを織る |
● ファンシーヤーン | 紡ぎと撚り合わせを駆使し、色々なファンシーヤーンの作り方を練習する |
○ 修了制作 | 一年の総まとめとして、個人制作及びグループ制作を行う |
○ 課外研修 | 藍・紅花の染色工房、織工房、博物館等を見学 |
授業内容をより充実させるために若干変更する事があります。
4月 | 基礎織 デザイン演習 織物文化館 |
5月 | 織実習 デザイン演習 化学染色 丹後産地研修 |
6月 | 織実習 デザイン演習 化学染色 ニードルワーク |
7月 | 織実習 デザイン演習 色彩演習 課外研修 |
8月 | 夏休み(尾州研修会に参加) グァテマラの腰機 |
9月 | デザイン演習 天秤機 絣基礎 天然染色 |
10月 |
修了制作を開始 |
11月 | ホームスパン グループ制作 |
12月 | ファンシーヤーン グループ制作 個人制作 |
1月 | 天然染色工房見学 |
2月 | ポートフォリオ制作 |
3月 | 修了制作展(京都市美術館) |
科目により授業日数が異なりますので、上記表は概略です
具体的な目的を持ち、制作を通して計画性やデザイン力、更に高い技術を身に付け、今後の方向性につなげます。それぞれの立ち位置やテキスタイルの現場を知るために、学外コンペや産地研修、インターンシップなど積極的に参加します。
4月 | 店舗空間のためのテキスタイル制作 西陣絣工房見学 |
5月 | 捺染絣 ポートフォリオ作成 就職活動 |
6月 | 地場産業の現場体験 インターンシップ 学外作品展 |
7月 | 綟織 |
8月 | 夏休み 学外テキスタイルコンペ |
9月 | 藍プロジェクト 木綿手紡ぎ研修 講評会 |
10月 | 修了制作を開始 北欧の織り |
11月 | ・ |
12月 | ・ |
1月 | ・ |
2月 | ・ |
3月 | 修了制作展(京都市美術館) |
科目により授業日数が異なりますので、上記表は概略です。