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【重要】メール送受信・復旧のお知らせとお願い

サーバーの不具合の為、メール送受信ができない状態となっておりましたが、12/10(月) 17:00現在復旧しております。皆様にはご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。

しかしながら、下記期間中に  ~@kawashima-textile-school.jp宛にお送りいただいたメールが届いていない可能性があります。期間中にメールいただきましたお客様には、お手数をお掛けし恐れ入りますが、再送していただけますよう、お願い申し上げます。

※2018年12月5日(水)17:40 ~ 12月10日(月)午前

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

【重要】メール受信不具合のお知らせとお詫び

現在サーバーの不具合の為、メール送受信ができない状態となっており、現在復旧作業にあたっております。
※2018年12月5日(水)17:40 ~ 12月8日(土)18時現在
皆様には、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。

上記期間中に  ~@kawashima-textile-school.jp宛にメールをお送りいただいたお客様には、大変ご迷惑、お手数をお掛けし恐れ入りますが、お急ぎのご用件は12月10日(月)9:00以降にお電話、FAXいただきますよう宜しくお願い申し上げます。
電話:075-741-3151
FAX:075-741-2107

何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。

冨田潤先生のアトリエを訪れて 本科 陳 湘璇

先日、専門コースの学生と留学生は、冨田潤先生のアトリエを見学させていただきました。
冨田先生は学校でお見かけしたお姿だけでもアーティスティックな印象があり、
作品からも強烈なイメージの中に柔らかさが感じられるなと思っていました。

到着した際、冨田先生はワンちゃんを連れて迎えに来てくださいました。京都の越畑山中にあるアトリエは、畑と森に囲まれていて、まるでいどりの仙境みたいだなと思いました。先生が20代の頃からこちらのアトリエを開設されて、色々な染織の創作を展開しているとのことで、20代の私も刺激を受けました。
富田先生工房見学

はじめに染色場でフェルト化された二重織のマフラーを見せていただきました。
中にフェルトのウールが縫いこまれているのかと思ったのですが、すべて織物でした。素材と組織の変化と仕上げでこんな表現ができて面白いなと感じました。染色場を渡って織工房に入ったら、先ほど見たマフラーがドビー機で織られている様子を見ることができましたが、こんなに仕上げ前と後で変わるとは思いませんでした。縮絨率の高いウールに対して、綿はあまり縮まないためできる変化というのも色々あるそうです。
この組織は18枚綜絖で、1リピート紋栓が76枚必要ということだったので、ドビー機でなかったらかなり大変な事だと想像できます。

富田先生工房見学富田先生工房見学富田先生工房見学富田先生工房見学

アトリエにいた方は日本人だけでなく、アイスランドから来た方もいました。国の先生に紹介してもらって、
冨田先生の工房で3ヶ月の研修しているとのことです。海外でも活動されている冨田先生は、ヨーロッパのアートやテキスタイル界でも知名度が高いです。
ちょうどこの時期も海外で展覧会をされていて、作品も海外に出品されていたので、かわりにサンプルを見せていただきました。縮絨されたラグは厚いですが手触りがよく、縮絨された質感も感じられて、絵画の雰囲気がありました。

そのなかでも一番気になった作品は、捺染の帯です。アトリエにセッティングされた捺染用の経糸がこれから冨田先生の筆によって織物になる事と、その工程を想像しただけで魅力的です。先生が織る前の工程が好きだと仰っていたのですが、それは作品に注いだこだわりから十分感じることができました。言い換えたらアーティストと工芸家の性質が同時に存在しているんだと思いました。

富田先生工房見学富田先生工房見学

茅葺の家が並んでいる山中にあるアトリエは創作するのにとてもよい環境だと感じました。
周りの状況に伴って創作が変わるものではないでしょうか。どんな作品を作りたいか、その望みに応えられる環境づくりというのが、創作に大切かと思います。将来工房を持ちたい私にとってもよい勉強になりました。
アトリエ見学の後は、ご自宅にもお邪魔させていただきました。
家までもギャラリーのようで、ここで毎日自然の変化に従って暮らしていくのはとても素敵です。
私たち人間はそろそろ自然界と共存して一緒に生きていかないとという思いをふっと思い出しました。

最後に「Textile magician」というDVDを見せていただきました。日本にいる5人のテキスタイルアーティストの創作記録です。冨田先生の他にも5月に見学させていただいた新道先生も紹介されていました。ドキュメンタリーは、各々のアーティストの創作過程と求めることをお話ししていました。例えば、布を通して時間や空間を表す、とか、糸の可能性を実験する、とか、日本の書道と織物を融合させる、などです。DVDを見て、創作は過程が一番重要と一層強く感じました。とはいえ、最後に出すのは結果=作品なので、そのに作品に行き着く前にどんな道を渡ってきたのかその作品に宿った過程を見るものに感じてもらえるようにするのが大きなポイントだと思いました。
冨田先生の作品を見ていたら、ずっと見続けたくなり、1枚の織物にストーリーがあるように感じていました。
私自身も見れば見るほどこういった深みのある作品を作りたいと思います。

富田先生工房見学

今回の見学はゆっくりと作品や周りの環境を堪能することができました。
沢山いただいた発想が今後の創作の源泉となるかもしれません。
本当にありがとうございました。

12/8 オープンスクールと織物体験開催します

オープンスクールと織物体験開催します
12月8日(土) 10:00-16:00
スクール入学案内と併せて施設見学、そしてコースターを1枚織ってお持ち帰りいただけます。
この機会にぜひお越しいただき、織物の魅力を体感してください。

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*体験できる枠には限りがございますので、申込み先着順とさせていただきます。
コンタクトフォームまたは、お電話よりお問い合わせください。
http://www.kawashima-textile-school.jp/info/contact

TEL : 075-741-3151

11月10日(土)のオープンスクールは多くの方にご応募いただき、募集枠いっぱいとなりました。
ありがとうございました。
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スクールでは見学を随時受け付けています
入学案内コース説明、学内施設見学、個人相談などを行っていますので、どうぞお気軽にお越し下さい。
個別対応形式で行いますので、見学をご希望の方はご希望日時を事前にご連絡下さい。

校舎正面

織実習「布を織る」 本科 諸岡 珠永

今回の織の課題は絵画を一つ決め、縞をデザインし、8mの布を織るというものでした。
私はゴッホの〈夜のカフェテラス〉を選んで、縞のデザインを考えました。

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絵画の中から選んだ4色でも隣り合う色や縞の幅によって雰囲気、印象が変わり絵画の雰囲気を落とし込むというのが難しいと感じましたが沢山の組み合わせ、見せ方があるのだと実感しとても面白かったです。

経糸の整経では二本ずつ確認しながら集中してするためとても時間がかかりましたがとても楽しい気持ちでできました。
ただこの時にテンションが均一になっていなかったので後の後ろ付けと前付けの時にテンションを全体で合わせるのが少し大変になってしまいました。
また、糸が細く伸びやすいため、経糸を機にかけるときが大変でした。
特に綾返しの時に糸が絡まないように経糸をさばいていくときにはその時までに糸にかかった負担が糸の伸びという形で出てきました。
糸が伸びてしまうと千切に巻き取るときに絡まってしまったり糸が切れたりしてしまいます。そのため伸びた糸を後ろに引っ張ってテンションを合わせていきました。
一つ一つの作業はつながっていてそれぞれ丁寧にしないとどこかでしわ寄せがくるのだと知りました。

試織をして緯糸の色を決めるのは思った以上に大変でした。緯糸の色で雰囲気が変わり理想の雰囲気の色がなかなか見つかりませんでした。
最初はネイビーや青で考えていましたが試織をしてみると横糸が暗すぎると経糸の白や黄色が潰れてしまうことがわかりました。青、灰色系統で色々と試してみて暗い灰色に決めました。

織り始めてからはとても速かったように思います。最初練習で30㎝程織りましたが左右の端がきれいにならずそろえるのに苦労しました。はじめは織ること自体が難しく1時間で10㎝程度しか進みませんでした。だんだんと慣れてくると時間も気にすることなく楽しく織ることができるようになりました。

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最後に織りあがった布と風呂敷を一緒に飾りました。織るときは真上から40㎝ほどしか見えていなかったので7mほどの縞と風呂敷を一気に見たときにはこれを織りあげたのだと強い達成感を感じました。
緯糸を染めるときに思っていたよりも濃度が薄くなってしまい淡くなってしまったと思っていましたが、離れてみてみると暗すぎずこの暗さでよかったのだと思いました。
近い距離で見ている時よりも少し離れた方が冷静に見れてもっと自分の縞が好きになれました。

縞のデザインは自分が意図しないところでうまくいっていたり面白い縞になっている部分が多かったのでどうして面白くなったのかを理解してこれからの制作にいかしていきたいと思います。

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織物がわかる5日間を受講して

8月開講のワークショップ「組織がわかる5日間」に参加しての声を広島県・笹村さんからいただきました。

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1年ほど織と染めを学んだ私ですが、織る楽しみは知っているものの、織り始めるまでの準備は骨が折れると実感。
今回、縁あって知り合いよりルクルークの機を譲ってもらいました。
しかしながら今まで使った高機とは全く異なるので、まずは機の使い方を知りたいと思い、この講座を申し込みました。

初心者向けの講座ということもあって、機道具の説明からタイアップ、経糸の準備までの工程を1つ1つ丁寧に教えていただき、今まで織りに持っていた苦手意識や疑問も解けました。
使う糸もやや太めなので、50代の私でも綜絖通しがスムーズに。
そしてこの機なら、自宅で1人でも準備からできるという自信がつきました。
先生に気軽に質問でき、他の生徒さんとも教え合ったりと、講座は和気藹々とした雰囲気。
テキストをもとに基本的な講義もあり、ついにはドラフト図(組織図)もわかるようになりました。
最後の自由作品制作ではランチョンマット2枚を作りました。

自宅が広島なので寮を利用しましたが、浴室もゆったり、食堂の食事もおいしく快適に過ごせました。
ランドリーにはアイロンもあり、おかげで少ない着替えでもやり過ごせました。
家に戻ったらもう一度同じ糸で織りたいと、講座で使った糸やシャトル、筬立てを校内で購入できたのもよかったです。
できれば今後も、毎年1回は何らかの講座でまたここを訪れたいと考えています。

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こちらの講座は、手織りを始めたい方、機の使い方を学びたい方、ブランクがある方などにおすすめの講座です。
次回は2月4日(火)から開講しますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

紗と絽 専攻科 小郷晴子

小田芽羅先生による「竹糸で織る紗のストールと絽のランチョンマット」4日間のワークショップに参加しました。
口頭だけでは、どの様に織られているのか、理解する事が難しい仕組みでした。
ワークショップでは、機掛けから織りまで丁寧に教えて頂き、基本的な紗と絽の織りを理解する事が出来ました。
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出来上がった紗のストール

紗と絽を織る際にポイントとなるのが、綜絖と筬の間に仕掛ける、経糸を捩(もじ)る仕組みの半綜絖です。
半綜絖用のふるえは、経糸総本数の半本数、糸を輪っか状にはた結びし作りました。結ぶ際に、輪の大きさを揃えなければ、開口の揃い方にも影響するのですが、はた結びが苦手なので難しく、器用さが必要だと思いました。
今回、ふるえ用に使用したのは、綿100%のカタン糸で丈夫な糸だそうです。

紗のストールに使用した竹糸は、シルクの様なコットンの様な・・・、不思議な肌触りです。
竹の繊維を撚った単糸を6〜8本撚り合わせてある竹糸を使用したので、カタン糸に負けない強度があり、切れる心配が無く、整経も織りも進めやすい糸でした。

半綜絖は、開口があまり良くない為、開口のより良い天秤機を使用しました。けれども、半綜絖の開口は良くは無いので、注意してシャトルを通さなければならず、織り上がってから見直してみると、経糸の浮いてしまった箇所が有り残念に思います。捩り部分には隙間が出来、進められるスピードが速いので、気持ち良く織ることができます。
隙間が多く、紗や絽にしか無い、独特な風合いと、軽やかな仕上がりになりました。
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左:紗 右:絽

今回のワークショップは、5人の織り経験のある方々と一緒に教えて頂きました。
織りの基本は同じだけれど、少しずつ違った方法を、お互いに見聞きしました。
ワークショップに参加する度に、より良い方法を見出す事が出来、学べる事が多いです。