ワークショップ受講生の声

スクールをつづる:綴織編6 海外グループの声「自宅スタジオに小さなKTSを作る」Jenny Gillisさん

綴織の伝統の土台がある川島テキスタイルスクール(KTS)では、海外のグループ向けにも綴織ワークショップをアレンジしています。テキスタイル・アーティストのNatalie Millerさんが主催する織りのリトリート・ツアーの一環で、KTSで綴織を学ぶワークショップは2016年から継続して開催されていて、毎回ウィーバーたちの熱気に満ちあふれています。綴織編シリーズ第6回も参加者にインタビューした内容をお届けします。オーストラリア在住、州政府で働きながら、手織りと共に暮らしを作るJenny Gillisさんです。

KTSのアトリエで制作中 2019年

——KTSで綴織ワークショップを継続的に受講するようになったきっかけは何でしょうか? ご自身の織りの経歴と併せて教えてください。

私はNatalie MillerさんのInstagramを何年もフォローしていました。彼女の作品が好きでしたが本人に直接会ったことはありませんでした。2016年に日本の旅のいくつもの写真投稿を見て、私も日本に行ってみたいと興味をかき立てられました。当時の私はタペストリーを織っていませんでした。私はオーストラリアのアボリジニ(先住民族)で、自然の草や樹皮、葉を使った織りで知られていた祖母や祖先の日々の営みを手伝っていました。祖母たちからそのような織りを学んでいたのですが、もっとタペストリーのスタイルの織りを学びたいと思うように。日本には仕事や休暇で何度も訪れていたので、ワークショップ参加は、私の織りと日本に対する興味を組み合わせる方法になりうると考えたのです。

2017年、Natalieさんが連絡をくれて、KTSで綴織を学ぶワークショップのツアーを初開催するので受講したいかと聞かれたので、すぐに申し込みました。初回は綴織や機を学び、KTSの方々や、NatalieさんやTasneemさん、他の参加者と知り合いになるなど、多くのことが私にとって初めての年でした。スクールやスタッフの方々と、とても強い結びつきを感じて、滞在を存分に楽しめました。私たちは織りが大好き。管理人に帰る時間だと言われるまで、夜な夜なずっと織り続けていました。私はこれまでKTSに3回戻ってきています。最後に戻ったのは2019年12月。KTSで織りに没頭し、日本の生活様式を体験、NatalieさんやTasneemさん、参加者の皆さんと久々に集まって、近況報告したり織りの計画をしたりするのが大好き。2020年は戻ってこられなかったので、KTSで過ごす時間がとても恋しいです。KTSチームは、スタッフのマリさんをはじめ、いつも近くで助けてくれ、そのサポートを受けて毎回来訪できるのをとても感謝しています。

「 私のスタジオのKTSコーナー」
(制作した雲のタペストリー作品 Clouds (2019) と、購入した糸や道具と共に、KTS空間を作っている)

——綴織担当の近藤先生のアドバイスやサポート、やりとりで印象深かったことはありますか?

綴織の専門家である近藤先生から多くのことを学びました。彼に教わって作品を発展できたのはとても幸運だと思います。彼はいつも私たちと共にアトリエにいて質問に答えたり、織りのアイデアをくれたりしました。織り始めて私の手つきが心もとなくても励ましてくれ、時折教えてもらった方法に従って織るのを忘れた時でも、彼は近くにいて適切なやり方を思い出させてくれました。そのうちに、近藤先生との間で理解をより深めるのに日本語を学ぼうと思うようにも。チームに加わった素晴らしい通訳のハルミさんと出会い、連携できたのも良かったです。

——KTSでの経験で、どのような影響を受けましたか?

KTSは、私の作品制作に大きな影響を与えています。綴織やタペストリーの織り方を知らなかったところから、今ではそれらが私の情熱の対象になっています。コロナの昨年、私はできる限り織っていました。織り続け、ラグ織りのオンライン・コースも受講し、近藤先生に学んだ多くの技法を活用しました。今でも、自分で織ったこれまでの見本を振り返り、当時学んだ全ての技法を使って織っています。自宅スタジオでは、KTSで購入した道具やウールの糸と共に、小さなKTSコーナーを作っています。私は再びKTSで織れるのを楽しみにしています。たくさんの制作アイデアがわいているので、戻れる日が来るのが待ち遠しいです。

「KTSでインスピレーションを得て」

instagram: @making.it

スクールをつづる:綴織編5 海外グループの声「魅惑的な場所、KTSのアトリエはタペストリーのよう」Tasneem Tyebkhanさん

綴織はタペストリー・ウィービングとして、世界中で親しまれている織り方。川島テキスタイルスクール(KTS)では、海外の団体向けに英語通訳付きでレベルや経験に応じて内容を設定する綴織ワークショップに対応しています。自らデザインして織下絵を描き、西陣綴機でオリジナルのタペストリーを織るのは特別な経験として好評を得ています。綴織編第5回と6回は、テキスタイル・アーティストのNatalie Millerさんが主催する織りのリトリート・ツアーで、KTSで綴織を学ぶワークショップに連続参加しているお2人に、受講の動機や、KTSで印象深いことについてお話を伺った内容を紹介します。第5回は、香港在住でインテリア・デザイナーの仕事をしているTasneem Tyebkhanさんです。

私はRhode Island School of Design(アメリカの美術大学)で建築インテリアを専攻して以来、いつもテキスタイルが見せる豊かさや深みに興味を持っていました。テキスタイルがどのように物の一部として作られ、立体感のある形になりうるのかに魅了されています。Natalie Millerさんの2つのワークショップに参加したことで、私のテキスタイルの旅は再燃。この分野への興味を追い求めたいという私の望みが、長い年月を経てよみがえりました。Natalieのもとで手織り機を使ってウールやコットン、モヘアなど様々なタイプの異なる太さと重さの糸を用いた織りを学び、バランスの取れた構成の色と質感、有機的なラインの自由な織りを探求することができました。

母が、いけばな草月流に親しんでいたことから、私はデザインを学び、日本の建築や家具の仕事に深い味わいと愛を感じるように。その熟練されたバランスや構成、永続性や静寂さに、常に畏敬の念を抱いてきました。それでナタリーがKTSで最初のワークショップのツアーを企画した時、参加しようと踏み出したのです。日本の手法を学ぶのに学生として日本を訪れ、日本文化を直に経験することができました。それは日本の綴織の技術を学ぶと共に、根気や、細部の注意力、バランスと調和を作り出すことの学びでもあり、そのような機会を得られたことを心から光栄に思い、深く感謝しています。

Rocks 2: Deep Water Bay, HK. (2019)

2017年から3年連続してKTSを訪問。毎回、近藤先生が一つひとつの織り技術に焦点を当てて教えてくれて、次に新しい内容へと進めていく方法は、私にとって、かけがえのない学びとなりました。綴織の構造の知識を授けてくれる一方で、深みと触感の出し方も教わりました。それに根気、立ち止まること、注意深くなること、時間をかけて細部まで目を配って気づくことを教わり、それらすべて私にとって大切な鍛錬です。

KTSは、実に魅惑的な場所です。近藤先生ならではの指導に加え、木製の大きな機で満たされたアトリエの雰囲気は構造感と安定感があり、それはタペストリーの作り方と似ています。スクールの建築、趣のある村に囲まれた景色、一面に生い茂る木、それらすべてが一層の魅力を増して、毎年スクールに戻りたいと思わせるのです。2020年は新型コロナで来日できず、KTSで過ごす時間がとても恋しいです。この最も魅惑的な場所で、私の旅を続けられるように、先生のもとで日本の織りの学びを進められるように、2021年に戻れることを願っています。

Rocks 1: Kyoto, Japan. (2018)

instagram: @tasneem_tyebkhan

スクールをつづる:綴織編4 海外グループの声 「場所に惚れ込み、情熱的な織り仲間と共に毎年KTSへ」テキスタイル・アーティストNatalie Millerさん

洛北の自然豊かな環境で織りに没頭できる空間や、伝統的な西陣綴機で織る経験に価値を見い出し、インスピレーションを受けられると海外から継続的に川島テキスタイルスクール(KTS)に綴織を学びに来られる作家グループがいます。オーストラリアを拠点にテキスタイル・アーティストとして世界で活躍するNatalie Millerさんと、その仲間の方々です。

綴織編シリーズ第4回からは3週にわたり、Natalieさんと、参加者のうち初回から連続で受講している2人に、受講の動機や、KTSで印象深いことについてお話を伺った内容をお届けします。まずはNatalieさんのインタビューから。

——グループでツアーを組んで、KTSで綴織ワークショップを継続的に受講するようになったきっかけは何でしょうか? ご自身の織りの経歴と併せて教えてください。

私は建築家であり、テキスタイル・アーティストです。オーストラリアでタペストリー制作を何年も行っています。タペストリー織りを教え、織りのリトリート・ツアーを主催し、世界の織り文化が発達している地域を旅しています。KTSで織りを学んだAroonprapai (Prang) Rojanachotikulさんがいるタイで、サムイ島にリトリート・ツアーを開催したことがあります。PrangさんはKTSのことを絶賛していて、興味をそそられて私も行くしかないと思い、6年前に訪れました。初めての訪問では感動しきりで、壁に掛けられた大きな綴織のタペストリーの数々、制作中の織物、織り機、ウール糸、色彩、染色室、言うまでもなくタペストリー工場も素晴らしかった。この場所を織り仲間たちに知ってもらわないと、私がそうであったように、仲間もこの場所に惚れ込むだろうと確信しました。

初回のツアーでは、KTSの熟練の染色の専門家によるワークショップ、翌年は染めと1週間の綴織タペストリーのワークショップを受講。私たちのグループは皆、織りに対する情熱のある人たちばかりで、それは制作プロセスでも表れています。織りに6日間を費やし、非常に緻密で複雑な構造の織物を作り出すことができる美しい手製の機を使って、日に14時間織ることもありました。

——綴織担当の近藤先生のアドバイスやサポート、やりとりで印象深かったことはありますか?

近藤先生は才能のある織り手で、綴織をはじめ様々な織りに関する豊富な知識を持っています。綴れ帯を織る彼の情熱は、その作品の中にある複雑な織り模様の細部に証明されています。彼は、デザインや細部にわたる素晴らしい知識を持っていて、私たちに多くの技法を教えてくれました。生徒に対して寛容でとても忍耐強い。スクールには英語の通訳もいてくれるので、先生とのやりとりもスムーズに運びました。技法を教える時はすべて、まずは先生が実際にやって見せる視覚的な説明もあったので、プロセスを理解するのに大いに助かりました。

——KTSでの経験で、どのような影響を受けましたか?

過去4年間、毎年12月はKTSで織りに打ち込む時間を過ごしていて、毎回とても楽しみにしています。残念なことに、2020年は新型コロナの影響でキャンセルせざるを得ず、もしかして2021年もそうなるかもしれない。ですが、私は将来再びKTSで過ごせる時間をとても楽しみにしています。他にはない素晴らしい経験なので。このスクールは、京都の山々や美しい寺に囲まれた場所にあります。冬には雪が降り、土地の温泉もある。近藤先生に教えてもらったいくつかの素晴らしい技法は、今も日々実践しています。日本の京都のKTSで過ごす時間、KTSのスタッフの温かさと熱意が作り出す素晴らしい経験、このような機会を得られることにとても感謝しています。

the flowers of the sun (2019)
website: Natalie Miller
instagram: @natalie_miller_design


織物がわかる5日間を受講して

8月開講のワークショップ「組織がわかる5日間」に参加しての声を広島県・笹村さんからいただきました。

——————————————————

1年ほど織と染めを学んだ私ですが、織る楽しみは知っているものの、織り始めるまでの準備は骨が折れると実感。
今回、縁あって知り合いよりルクルークの機を譲ってもらいました。
しかしながら今まで使った高機とは全く異なるので、まずは機の使い方を知りたいと思い、この講座を申し込みました。

初心者向けの講座ということもあって、機道具の説明からタイアップ、経糸の準備までの工程を1つ1つ丁寧に教えていただき、今まで織りに持っていた苦手意識や疑問も解けました。
使う糸もやや太めなので、50代の私でも綜絖通しがスムーズに。
そしてこの機なら、自宅で1人でも準備からできるという自信がつきました。
先生に気軽に質問でき、他の生徒さんとも教え合ったりと、講座は和気藹々とした雰囲気。
テキストをもとに基本的な講義もあり、ついにはドラフト図(組織図)もわかるようになりました。
最後の自由作品制作ではランチョンマット2枚を作りました。

自宅が広島なので寮を利用しましたが、浴室もゆったり、食堂の食事もおいしく快適に過ごせました。
ランドリーにはアイロンもあり、おかげで少ない着替えでもやり過ごせました。
家に戻ったらもう一度同じ糸で織りたいと、講座で使った糸やシャトル、筬立てを校内で購入できたのもよかったです。
できれば今後も、毎年1回は何らかの講座でまたここを訪れたいと考えています。

IMG_3355


こちらの講座は、手織りを始めたい方、機の使い方を学びたい方、ブランクがある方などにおすすめの講座です。
次回は2月4日(火)から開講しますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

組織がわかる5日間を受講して

10月開講のワークショップ「組織がわかる5日間」に参加しての声を京都府・藤安さんからいただきました。

——————————————————

今まで高校・大学と染織、特に織について学んできました。
とはいえそれは主に”表現のための技法”であり、在学中は組織そのものへの興味関心を深めていく余裕はありませんでした。
そのため今回は、休学の期間を利用してワークショップを受講しました。

5日間という濃密なスケジュールの中で一心に糸と向き合う時間は程よくハードで心地よく、
常に手を動かすことに没頭できました。
また数種の模様を織り出すため、その都度綜絖通し・筬通し・タイアップ…と工程を繰り返すことにより、
徐々に身体が作業に馴染んでいくのを実感しました。
時にはタイアップを間違えて織り出してしまうこともありましたが、それによってまた新たな発見があり、より組織の面白さを感じられました。

担当の先生のご指導はとてもわかりやすく丁寧で、私がこれまで何気なくしていた工程も、
そうする理由や、もっと丁寧で合理的な方法など、今までを見つめ直し、より良い作品づくりへと繋がりました。
スクールの設備や道具も充実していて、同じ織のフロアには様々な種類の織機や道具が揃っており、
担当の先生が私の興味や疑問に一つひとつ丁寧に答えてくださいました。
他にも先生からは個人的に興味を抱いていることに関するお話もでき、今後のためになることを多く教えていただきました。
また一緒に受講していた方々は環境こそばらばらでしたが、皆さん”織が好き”という共通点で話が弾み、
学生の私にとっては今までとは違った視点での会話ができ、とても良い刺激になりました。

まだまだ道半ばで色々なものに興味が尽きません。
この先もずっと手を動かし続けながら、色んな場所で色んなものを見て勉強していく日々です。
今回は素晴らしい環境と周りの方々のお陰で本当に有意義な5日間を過ごすことができ、心から感謝しております。
このワークショップで学んだことを糧に、これからも励んでまいります。

IMG_2782

IMG_2784

———

「組織がわかる5日間」次年度も開講を予定しております。
是非ご参加の程、お待ちしております。

ほぐし絣で織る布を受講して

10月開講のワークショップ「ほぐし絣で織る布」に参加しての声を京都府・蔵田さんからいただきました。

——————————————————

3年前から受講を考えていましたがなかなか予定が合わず、念願叶ってようやく参加することが出来ました。
大正~明治期にかけての銘仙の革新的な柄と色彩の組み合わせが好きで興味を持ったのがきっかけでしたが、
仮織りはどのくらい織るのか、経糸捺染後、再度機にかける時の綾の扱いや注意点、絣はどれくらいずれるのか等々、技法書を読んでもシュミレーションしきれないことが多く、一度基礎をしっかり学びたいとの思いで受講しました。

今回私は、露草をイメージしたデザインの作品を制作しました。
仮織り、経糸捺染や2度にわたる筬通し・綜絖通しなど数多の工程を経ていよいよ本織りに。
2D899A4E-23EF-4E59-9CB6-8C373A17D3DA
○仮織り・捺染後、織機に掛かる経糸

程よくかすれた柄が淡く浮かび上がってきた時は、その繊細な美しさに感動を覚えました。
3FFF7679-992B-49EC-AFC7-FA7B75FD6949
○織り風景

0FA81337-8511-4F29-885A-701212AFB8FB
○織り上がった布

山本先生は各受講生からのたくさんの質問にも丁寧に答えて下さるだけでなく、
作業をスムーズに進ませるための注意点・失敗した原因をピンポイントで指摘していただいたので毎日新しい発見があり、
学びには限りがないと改めて感じられた充実の日々でした。
5日間という短期間でしたが、時間を延長しての作業も苦にならないくらいに楽しく制作することが出来ました。
今後の制作表現に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

織物がわかる5日間を受講して

9月開講のワークショップ「織物がわかる5日間」に参加しての声を東京都・馬橋さんからいただきました。

——————————————————

まだ夏の暑さが残る9月12日から16日にかけて、この講座を他の5人のメンバーと受けて来ました
「織ること」についての色々な想いを持った6人が奈良県、神奈川県、東京都などから参加していました。

着物、特に紬の着物が好きな私は「織り」にとても興味があり、旅行先などで手織り体験(織機に用意された経糸に指導を受けながら緯糸を織り込んでいくもの)を何回かするうちに、経糸はどういう風にして織機に掛けられるのか、織機はどういう風に動いて糸が織物になっていくのか、どうしても知りたいと思うようになりました。
インターネットでこの講座を見つけて、これだ!!とばかりに京都行きを決めました。

ワクワクドキドキで参加した講座では、「綜絖(そうこう)」や「筬通し(おさとおし)」「框(かまち)」などという耳慣れない日本語がいろいろ出てきて不安もありました。また、180本もの綿糸を綜絖や筬に通すのはなかなか大変な作業でした。

実際に機の前に座って織り出すまでに大変な手間と時間がかかることがよくわかりました。
織り出してみると、両端をきれいに織っていくのがどんなに難しいことか。
それでも踏木を踏んで織り進めていくと、不思議な気持ちと嬉しい気持ちが半分ずつ湧いてきました。
先生の親切で丁寧なご指導のおかげで、サンプル織りが終わりいよいよ自分の織りたい柄でのテーブルマット織りへと進みましたが、理解できていたはずの綜絖と踏木のタイアップがかなり怪しい状態に。
これも先生のおかげで何とか乗り切って織り上げることが出来ました。
今回同じ時にこの講座を受けた6人が好きな色の糸を使い、好きな柄を選んで織り上げたテーブルマットは各々個性的で素敵なものに仕上がり、楽しい講評会となりました。
大変な事もたくさんあったけれど、全てが楽しい経験になりました。

1日約7時間、5日間の講座に参加したことで、ようやく「織り」の入口に立つことが出来ました。
それだけの経験で偉そうな事は言えませんが、織機というものがとても機能的であり合理的なものだということがわかりました。そして織るのも大変だけれども、そも前にとても多くの時間と手間が掛かっているという事も。
だからこそ今持っている着物や帯を今以上に大切に着ていこうという気持ちを強くしました。
それと同時にまた機会を見つけて講座へ参加したいと思いました。

img_1958
整経作業風景