綴織基礎を受講して

8月開講のワークショップに参加しての声をHARDY辻さん(フランス在住)からいただきました。

———

IMG_0071

年齢的なこともあるのか、このままでいいのかと迷う日々が続いていた時にこの夏期講習を見つけました。
アパレルに長く従事していても分野が異なるとなかなか原料の専門的知識を得る所まで入り込むことが出来ず、
生地のことを学んでみたいという気持ちをずいぶん長い間胸中に抱えたままにしてきた気がします。
川島テキスタイルスクールは、実はずっと前から行きたかった学校でしたが、さまざまな理由から
海外に暮らすことになり実現させることが難しく、やっとその機会を得ることができました。

生地を自分で作ることができるのなら、そして何かのきっかけになるのであればと、
前知識なく参加した講習でしたが、何もかもが新鮮で、すばらしい先生方とグループのメンバー、
勉強にどっぷりはまれる美しい自然環境に恵まれ、大変に充実した5日間を過ごすことができました。

アトリエの機材の充実さ、本科の学生さん達の真剣な学習態度に影響され、私達講習生も毎晩課題を続けました。
一本一本の横糸を自分の爪でひっかきながら一歩一歩柄を作っていくという、とてつもなく時間も手間もかかるのが
この綴れという技術だと分かり、講習後、生地を見る目が変わりました。あまりの奥の深さに眩暈がしそうですが、
生地というもの、生地を作るということに対する興味がますます沸いてきました。
何度も間違え、何度もやり直しする私を、暖かくサポートくださった先生とグループのメンバーに感謝しています。
またぜひ時間を作り、講習を受けたいと思っています。

>>>他のワークショップ参加者の声はこちら