
京都・西陣にある京菓匠「鶴屋吉信」本店(@tsuruya.yoshinobu_wagashi)に、今年も学生が制作したタペストリーが納められました。
専門コースでは、2年目の専攻科になると希望者は「店舗空間のためのテキスタイル制作」に取り組みます。新たに展示されたのは福田さん(2025年度専攻科、現創作科)の作品「つむぎうた」です。展示の後は、作者から鶴屋吉信の方にコンセプトや素材についてお伝えさせていただきました。

鶴屋吉信の焼き菓子 “紡ぎ詩” をテーマに制作しました。西陣織にちなんだというこのお菓子の素朴ながら愛らしい佇まいに惹かれ、和菓子を形作るような気持ちで形を織りだしました。自身が京都で織物を学んでいることや、西陣近くに店舗を構える鶴屋吉信だからこそ繭をモチーフにした和菓子があるということから始まり、箱詰めされた和菓子と蚕が繭を作るための小さな仕切り「まぶし」のイメージを掛け合わせてデザインし、素材には紙糸や生糸を使い、二重織や捺染の技法を用いて、タペストリーに仕立てました。
展示場所は、店内2階の茶寮への階段の踊り場。織物と土壁の質感の対比も相まって、しっくりと馴染んでいます。「鶴屋吉信」本店に行かれる際には、ぜひご覧ください。

