制作の先に:「『楽しい』を合言葉に」 綴織タペストリー「オコメ・ワンダーランド」が食堂に登場

専門コースの学生が制作した綴織タペストリー「オコメ・ワンダーランド」が、スクールの食堂に飾られました。昨年(2024年度)の本科の学生たちが、場所に合わせてデザイン・制作した作品で、食堂を使う人たちからは「空間が明るくなった」と好評です。

「さらさら そよそよ 色々な音に耳をすませて 一粒のオコメからはじまる旅にでかけよう」というコンセプトのもと、食のめぐりを織りで描いたタペストリー。

「制作中はずっと『楽しい』を合言葉に、自分たちも楽しんで織っていました。大変でしたが、一つの大きな作品をみんなでつくった経験は楽しかったです」と制作メンバーの一人は朗らかに話します。「タペストリーが食堂に飾られてからは、タペストリーのある明るい方に面して食事するようになりました。ワークショップで来られた方々もタペストリーを見ながら食事する人が増えた気がします。そうやって見てくれる人を見るのも楽しいですね」。普段使っている場所だからこそ、タペストリーの効果を実感している様子。

食堂スタッフは「大きさに迫力がありますね」「淡く明るい色合いで、食堂に来られる皆さんに柔らかい気持ちで過ごしていただけるのではないかと思います」とコメント。

楽しさあふれる作品が、織りに打ち込む学生たちのリフレッシュ時間を彩ります。