スクールをつづる 4

創立47年の歩みをたぐり寄せながら、現在のスクールのことをご紹介する全8回シリーズ。

どんな環境?

川島テキスタイルスクール建築模型
アトリエ 1970年代
鹿(アトリエから)

周辺はのどかな集落で、山あいの美しい自然に囲まれた環境です。
四季の移ろいを肌で感じ取れ、鳥のさえずりが辺りに響き、鹿の親子が姿を見せることもあります。

校舎・宿舎ともに建築家の内井昭蔵氏による設計。
1975年に第16回BCS賞(建築業協会による)を受賞し、建築物としても貴重な施設です。
内井氏はスクールの趣旨を汲み、土地の状況を考慮しながら、
この学校にふさわしい建物を設計するべく工夫を凝らしています。
一枚の布を織ることを通して、人とものとの関わり合いの原点を探るという視点でアトリエを考案。
通常、屋根に沿って水平に支える梁を、壁から一体となるアーチ状の構造にし、
空間全体に一定のリズムで架け渡しています。
山麓の傾斜に沿って建てられ、自然とのつながりも尊重。
天窓や大きなガラス窓から自然光を取り入れ、緑の景色が広がります。
このような自然と建物にあたたかく包まれた空間だからこそ、
創造的なものづくりに集中することができます。


スクールをつづる 1 学校のなりたちは?
スクールをつづる 2 どんな学校?
スクールをつづる 3 どこにあるの?