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冬期休暇のお知らせ

誠に勝手ながら下記の期間におきまして冬期休暇とさせていただきます。

冬期休暇:2024年12月25日(水)-2025年 1月5日(日)

休暇前最終ご注文受付日:2024年12月19日(木)
受注業務再開日 :2025年1月6日(月)より通常営業

※在庫状況により、最終出荷日までに商品が発送できない場合があります。

冬期休暇中のご注文およびお問い合わせはメールでお願いいたします。
期間中にいただきましたご注文、及びお問い合わせにつきましては、
休暇日明け以降に順次対応させていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年度ワークショップパンフレットが完成しました!

川島テキスタイルスクールでは年間を通して、初心者の方から経験者の方を対象とした織物と糸染めのワークショップを開催しています。この度、2025年度のワークショップパンフレットが完成しました🌳

表紙は「ノッティングでラグづくり」です。また、今回は新たに「織講座おすすめ受講チャート」が登場!受講順序をお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

2025年度の日程はワークショップページにて公開しています。申し込み受付は2025年2月1日(土) 9:00より開始します!開始前のお申し込みは受付できませんのでご了承ください。

冊子をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご請求ください。

皆様のお申し込みをお待ちしています。

マンスリーコース開講のお知らせ

2025年4月より「マンスリーコース-暮らしの織り-」を開講します。
月1回、主に金曜・土曜で集中して学べる2年間のコース*です。
現在、入学願書の受付を開始しています。(出願はウェブサイトからのみです。→こちら

*1年単位で学ぶことが出来ますが、基礎クラスを修了した方のみ、応用クラスを受講する事ができます。

○1年目の基礎クラスでは、基礎から応用までスキルアップできる内容で、暮らしの「ものづくり」を通して、手織りの工程や織り機の仕組みを学びます。
○2年目の応用クラスでは、1年目の基本をベースに、オリジナルテキスタイルの日傘を作り、ていねいな手仕事とセンスを学ぶことができます。


期間 2025年4月4日(金) 〜 2026年2月7日(土曜)  全24回
時間 10:00 〜 16:00
定員 5名 (先着順ではありません。申込締切後に選考を行います)
出願締切 2025年2月7日(金)
講師 仁保文佳

※ 24回全ての授業への出席が必須です。
※ マンスリーコースはウェブ出願のみとなっています。


その他詳細はマンスリーコースのページでご確認下さい。
皆様の出願をお待ちしております。

制作の先に:「実り豊かな未来へ」 綴織タペストリー「夢への羽ばたき」がまこと幼稚園へ

専門コースの学生が制作した綴織タペストリー「夢への羽ばたき」が、このほどまこと幼稚園(京都府向日市)へ納入されました。例年、本科の学生たちが修了課題の一環として、幼稚園や福祉施設などと提携して特定の場所に飾るための綴織タペストリーのグループ制作に取り組んでいます。まこと幼稚園で決められた場所は同じ敷地内にある向日町教会の入口。園と教会が一体化した特徴的な建物で、園児さんや教会に礼拝する方々が行き来する場所です。

教会という場所に作品をつくるのは学生にとっても初めての経験。牧師でもある宮地園長から「聖母像」という壮大なテーマを受けた今回の制作について、学生の一人がこう説明しました。「どうやって表現するかが難しかったですが、園長先生が園に通う子どもと親の姿と重ね合わせて、園の教育方針とともにわかりやすく説明してくださいました。そのお話をもとに皆で話し合って、親子の深いつながりを鳥のイメージに落とし込み、親鳥のくちばしには幼稚園のシンボルであるぶどうを描いて、実り豊かな未来へと羽ばたくイメージにしました」。話を受けて園長は「母親の力強い羽ばたきと、幼い子どもの羽ばたきが呼応して対になり、命がひとつのような安定感が胸に沁みます」と語り、「本当に感謝です」と声に力を込めて伝えてくださいました。

宮地園長はまた、(株)川島織物(現(株)川島織物セルコン)社長の4代川島甚兵衞が個人として向日町教会に関わり、1937年に教会と幼稚園の建物を土地とともに献納した、という話を紹介。4代甚兵衞は川島テキスタイルスクールの創立者でもあります。ともにスクールの基盤を築いてきた木下猛も向日町教会に関わっていたそうで、こんなエピソードも話してくださいました。「木下さんは仕事とは別に、個人として教会の役員をしていました。現在の建物は1982年に建て替えているのですが、その建て直し時にいい建築家がいると内井昭蔵さんを紹介されて設計を依頼しました。ですから木下さんがいなければこの建物は建たなかったんです。建物は私たちの歴史でもあり、つながりがタペストリーに結実したのは嬉しいですね」

1973年設立の川島テキスタイルスクールも内井氏の設計。今回の制作を通して、人と建物を通した知られざる縁について知る機会となりました。最後に園長は周りの人たちに向けて朗らかに言いました。「みんなで大事にしていきましょうね」

夏期休暇のお知らせ

誠に勝手ながら下記の期間におきまして夏期休暇とさせていただきます。

夏期休暇:8月9日(金)- 8月18日(日)
夏期休業前出荷分の受付最終日:8月2日(金)
夏期休暇前最終出荷日:8月7日(水)…ご入金確認後の出荷となります 

※在庫状況により、最終出荷日までに商品が発送できない場合があります。

夏期休暇中のご注文およびお問い合わせはメールでお願い致します。
期間中にいただきましたご注文、及びお問い合わせにつきましては、8月19日(月)以降に順次対応させていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

制作の先に:「思いを汲み取った作品に」 綴織タペストリー「未来へ」が鞍馬山保育園へ

専門コース本科のグループ制作として、昨年(2023年度)の本科生が制作した綴織タペストリー「未来へ」が、このほど鞍馬山保育園に納入されました。学生たちが昨夏に園を訪れ、飾る場所を見て、園の理念について話を聞き、要望を汲んだうえでデザインして織り上げた7カ月にわたる制作プロジェクト。納入の日は、喜びを分かち合えた日でもありました。

園内にタペストリーがかけられた瞬間、「この場所にぴったりだね」と理事長の信樂さん。園児さんたちが行き来する階段に、色とりどりのヤツデの葉が舞うイメージ。「ヤツデの葉の表現が、園の理念『みんなのいのち輝く保育園』にぴったり。グラデーションも美しく、子どもたち一人ひとりが個性的に輝いている姿と重なります。思いを形にするのは難しいと思いますが、私たちの園の思いを汲み取って、素敵な作品に仕上げてくださいました」。そうにこやかに話される様子に、納入に立ち合ったスクールの学生や先生たちにも温かな気持ちが広がりました。

川島テキスタイルスクールと鞍馬山保育園は、同じ叡山電車沿いにあります。ご近所のよしみもあって、タペストリーの制作過程で、園児さんと園長先生がスクールに見学に来られました。アトリエで学生と一緒に織った体験を大切に思って、園に帰ってから自分たちで小さなタペストリーを織るという学びにつなげ、園のブログでも都度紹介してくださいました。こうしたタペストリー制作を通した交流が、園児さんたちにとって織物との出会いのきっかけになり、そこから織物に興味を持ってくれたことは、スクールとしてもとても嬉しいことです。

みんなの思いが大切に織り込まれたタペストリー「未来へ」。いくつもの喜びを育みながら、園へと旅立ちました。