ワークショップ受講生の声

綴織基礎を受講して

8月開講のワークショップに参加しての声をHARDY辻さん(フランス在住)からいただきました。

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年齢的なこともあるのか、このままでいいのかと迷う日々が続いていた時にこの夏期講習を見つけました。
アパレルに長く従事していても分野が異なるとなかなか原料の専門的知識を得る所まで入り込むことが出来ず、
生地のことを学んでみたいという気持ちをずいぶん長い間胸中に抱えたままにしてきた気がします。
川島テキスタイルスクールは、実はずっと前から行きたかった学校でしたが、さまざまな理由から
海外に暮らすことになり実現させることが難しく、やっとその機会を得ることができました。

生地を自分で作ることができるのなら、そして何かのきっかけになるのであればと、
前知識なく参加した講習でしたが、何もかもが新鮮で、すばらしい先生方とグループのメンバー、
勉強にどっぷりはまれる美しい自然環境に恵まれ、大変に充実した5日間を過ごすことができました。

アトリエの機材の充実さ、本科の学生さん達の真剣な学習態度に影響され、私達講習生も毎晩課題を続けました。
一本一本の横糸を自分の爪でひっかきながら一歩一歩柄を作っていくという、とてつもなく時間も手間もかかるのが
この綴れという技術だと分かり、講習後、生地を見る目が変わりました。あまりの奥の深さに眩暈がしそうですが、
生地というもの、生地を作るということに対する興味がますます沸いてきました。
何度も間違え、何度もやり直しする私を、暖かくサポートくださった先生とグループのメンバーに感謝しています。
またぜひ時間を作り、講習を受けたいと思っています。

>>>他のワークショップ参加者の声はこちら

バックストラップ基礎・応用編を受講して

8月開講のワークショップを受講しての声を藤長さん(神奈川県)からいただきました。

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受講動機は原始機を現在においても使用し「マヤ文明」の宇宙観や自然との調和が、
織られる布の色や紋様に込められていると感じ、私も織ってみたいと思ったからです。

まず機になる道具の二股ロープ作り、丸棒の両端をカッターナイフで削り出すところから始まりました。
基礎編の「バックストラップウィーブ」の整経は木綿糸を8の字に、綾を作りながら糸をかけます。
次に綜絖糸を作っていきます。これが大変重要な役割をしている事を知りました。
綜絖開口、中筒開口を繰り返し緯糸を入れて織っていきます。
木と人間の身体だけでテンションを掛けながら織っていくという
原始機の原理を発見した人類の知恵にとても感動しました。
更にのバックストラップウィーブの道具一式は、風呂敷に包んでどこにでも持ち運びが出来ます。
何と合理的なのでしょうか。

応用編の「イスミキュリパンの二重織」は2色以上の上経糸と下経糸でそれぞれ平織組織をつくります。
格子や花、動物などの紋様を織出す事が出来、表と裏の色は反転します。
皆で先生の実演を拝見させていただいた後個々にテキストを見ながら織り進めます。
修正したりして私は時間が掛かりましたが、京田先生の書かれたテキストは、
1つ1つの工程をわかりやすく解説されているので理解し織る事が出来ました。

また先生はグァテマラの貫頭衣等、沢山のサンプルを持って来てくださり、
手に取って見る事が出来ました。村々で織られた個性豊かな布に驚きました。
改めて日本産地の着物の文化と共に発展してきた染織の事も思い出さずにいられませんでした。

講座の期間中は気付きと発見の連続で、先生はもちろん出会った受講生の皆さんから多くの事を教えていただきとても感謝しております。

はじめての織り10日間を受講して

はじめての織り10日間

わたしは以前アパレルに勤務しておりました。
在籍中から、出来上がった生地ではなくオリジナルの生地を作りたい、
糸や織りにこだわりたいと考えておりました。
この度、自分でブランドを立ち上げようと決意し、まず始めに織りが知りたいと思い、
はじめての織り10日間に参加いたしました。

糸繰りや整経や粗筬通しなど、小さな工程を重ねていきます。
初心者のわたしには言葉も作業の意味合いも分からないのですが、
一つ一つの必要性を先生が丁寧に教えて下さり、
実際に織りに入るまでの過程の大切さを知りました。
知った上で、すべての工程に心を込めて丁寧に糸や機に向かい、
やっと本織りに入れた時は感動しました。
初めて経糸の間に緯糸を通し、框を打った感覚の楽しさは忘れられません。
手を動かす度に、柄があらわれてくるととても嬉しく、
組織を、経糸と緯糸の関係により、見て学べたことは大きな収穫でした。
この講座では実技はもちろんのこと、糸の種類や、織物設計の知識など知りたかった座学も学べました。
また、個々の興味のあることや経験に応じて、
講師の方がお勧めの本や独学では知りえない深みのある知識を教えて下さいました。
こういった柔軟な対応と、基本の織りをしっかり学べた講座は、とても充実した内容でした。

今回の経験で、より一層、一枚の生地が仕上がることの尊さを感じられるようになりました。
これから生地を見るときには、糸や組織から見ていける楽しさもあります。
本当にたくさんの学びをありがとうございました。

次回のはじめての織り10日間は7月8日(火)からです。
ぜひご参加ください!

はじめての織り 5日間  大阪府 おちのりこさん

織機を一度使ってみたいという気持ちとものづくりがしたいという気持ちの元、全くの初心者として参加しました。すぐに織れるものだと思っていたら大きな間違いで、糸の色選びに始まり、糸繰り・整経・粗筬通し・綜絖通しと聞き慣れない言葉と漢字ばかりでした。

先生に言われるがまま作業を進めるもすんなりといかない。それでもすこしずつ作業は進んで、4人の仲間と助け合いながら織る段階へ近づいて行きます。機に経糸を通す綜絖通しの工程にきてやっと機と向き合うも、まだ織るには至らず、筬通し・タイアップ・前付け・緯糸の準備、最後に捨て織りをしていざ本織りへ。
織り始めるも、その1つ1つが難しいこと。経糸と緯糸の組織織り、経糸と緯糸がどのような関係で組織になっているのか理解に苦しむ所もあるが、柄が出来上がっていくのが楽しくて、組織織りということをすっかり忘れていました。やっと掴みかけてきた織るという感覚、ぎこちないながらも織る音が心地よく、なんとなく様になりかけた頃に5日間は終わりました。

やさしくも厳しく的確な先生の指導のもと、個性あふれる仲間ととても楽しい時間が過ごせました。私は洋裁を続けてきて今までは出来上がった生地を形にしていましたが、その生地を作る側から始めるという新たなものづくりができてよかったです。これから織りの道に進むかわかりませんが、ものづくり、つくりだす世界に身を置きたいと改めて思いました。ありがとうございました。
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ノッティングで動物ラグ  愛知県 柴田和美さん

色んな事が一段落した時、前からやってみたかった”織り”を習いたいと思い立ちネット検索。
ここは初心者の私にもキッチリと教えてくれるかも・・・。
そう感じてまずは、『はじめての織り』を受講しました。
「思い切って習いに来てよかった〜。」各県から受講していた皆さんも同じ感想でした。

その際、ワークショップ講座説明があり、「ノッティングで動物ラグの講座は、つづれ機を使用し動物をテーマに織ります。デザイン・色は自由です。」と伺い、「おもしろそう!作りたい!」と思い受講しました。
初めてのノッティングでしたが、先生にはやさしく、わかりやすく教えていただき充実した楽しい時間を過ごせました。初めは”つづれ織り””ノッティング”・・?でしたが、自分で織ってみてこそ納得出来るのかも。
織物をもっともっと知りたくなりました。
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はじめての絣  京都市 樫藤佐智子

以前から「はじめての絣」のワークショップに参加したいと思っていました。今回やっと実現することができましたので楽しみにしていました。 初日はデザインを決めて、経緯絣のガイドテープ作り。ガイドテープにそって整経。経絣は二種類の整経をしなければならないため、テンションを合わせるのに苦労しました。そして絣の部分の糸括りはどのようにするのか?何を使用するのか?と考えていたのですが、ラップとスズランテープ(ビニールテープ)という意外と身近な素材を使って出来ることに驚きました。 次に染色。サンプル通りの色を出すつもりでしたが、染料を間違えて染色をしてしまい、色抜きの方法、染め直しの仕方を教えて頂きました。

思った以上に可愛い色に染め上がりました。 ほっとしたのも束の間で、染色の時に糸が毛羽立ってしまったため、機準備の時に毛羽立った糸一本ずつに糊をつけて、撚りをかけて、乾燥させて織り出しました。失敗したことで得ることがたくさんあり、ひとつひとつの工程を丁寧にする大切さも知りました。 このようなミスが重なり、最後まで仕上がるかどうか不安でしたが、無事にクッションも仕上げることができましたのも先生のお蔭だと感謝しています。本当にありがとうございました。