10月14日 合同見学説明会開催(オープンスクール)

専門コース入学をご検討の方向けに合同オープンスクールを開催いたします。
高校生をはじめ、専門学生、大学生、社会人の方など多くの方にお申し込みいただけます。付き添いの方もご一緒に参加いただけます。

※見学説明会 予約〆切 10月13日(金) 12:00
※昼食体験の 申込〆切 10月6日(金)15:00
※事前予約制・合同での(個別対応ではない)案内となります
※予約枠が埋まり次第、募集を締め切らせていただきます
※止むを得ずキャンセルされる際は必ずご連絡をお願いします


【プログラム
12:00- 昼食体験(希望者のみ・要申し込み)
13:00- スクール・カリキュラム説明
14:30- コースター織り体験*
15:20- 施設案内(アトリエ・ドミトリー)
16:00- 個別相談(希望者のみ)
-終了次第解散

⚪︎昼食あり12:00受付/昼食なし12:50受付となります
⚪︎時間は前後する場合があります。余裕を持って予定をお組みください


スクール・カリキュラム説明】
教室でスライドや学生の作品を見ながら、スクールのシステムや授業内容の説明を行います。

来校前にスクールよりお送りします「コース説明編」・「事務手続き編」の動画を事前にご覧になられる事をお勧めいたします。

【コースター織り体験】
織り体験は、ウールのコースターを織った後に、ご自身で縮絨作業を行って仕上げてお持ち帰りいただきます。
*織り体験は申込者1名のみとさせていただきます。
*画像はイメージです。色等は選べません。

【施設案内】
アトリエとドミトリー(寮)施設を順にご案内します。

個別相談】
希望者の方は、さまざまなご質問、ご相談に担当者が個別でご説明します。

【昼食体験】 ※10/6まで申込受付中
・フォームより予約時にご選択ください。
・660円(1人)を来校受付時に、現金にてお支払い、チケットをお受け取りください。
・付き添いで参加される方も申し込みにより、お食事が可能です。
・昼食を申し込まれる方は12:00までに受付をお済ませください。
・メニューは毎食決まった1メニューとなっています。アレルギやー好みによる変更はお受け出来ません。

<当日のメニュー> 9/20更新
・煮込みハンバーグ、ひじきサラダ、コンソメスープ、ご飯


【アクセス】
・駅、バス停からの所要時間は徒歩約10分です。
・駐車場もございます。
https://www.kawashima-textile-school.jp/access.html
<オススメアクセス>
京都バス 国際会館バス停 52系統 市原経由貴船口・鞍馬行き 市原駅前バス停下車
叡山電車 出町柳駅 鞍馬行き 市原駅下車


【コロナ感染症5類変更後の対応について】
下記をお読みのうえお越しください。
https://www.kawashima-textile-school.jp/info/2023/06/12/10678


【オープンスクールその他日程はこちら】
https://www.kawashima-textile-school.jp/info/2022/08/04/8616

スクールの窓から:「日記を書くように作品制作する」 表現論・岸田めぐみさん講義

専門コース「表現論」の授業で、作家の岸田めぐみさんを講師に迎え、大学時代から現在に至るまでの制作の変遷などについて話を聞き、作品を見せていただきました。眼鏡をモチーフにした立体作品を中心に制作する岸田さんの独自性の源にある、考え方や工夫などがたっぷりと語られた授業となりました。

◆「素材を生かして1からつくっていける」織りの面白さ

元々イラストを描くのが好きだったという岸田さん。初めから織りを目指していたわけではなく、大阪芸術大学の工芸学科で学ぶうちに素材からものづくりができる楽しさを知り、2年次にテキスタイル・染織コースを選択。そこでこれまで抱いていた織りの印象とは異なる魅力を知り、「衝撃を受けた」といいます。「以前は伝統工芸の難しそうなイメージがありましたが、織りはじつはシンプルな構造で成り立っていて、工夫次第で幅広い表現ができると知りました。綴織の課題を通して、絵を描くのとは違う魅力を感じ、素材を生かして1からつくっていける面白さを感じました」

当日の講義では、大学時代の綴織タペストリー制作や、そこから「即興的な作業を取り入れる」ようになったという大学院時代の制作の変遷を紹介。当時心がけていたこととして、制作に要した時間や使った糸量の記録や、積極的に展覧会を観に行ったこと、展覧会のフライヤーを集めて自身のポートフォリオの参考にしたことなど、今の学生に参考になりそうな内容が具体的に伝えられました。

大学院卒業後、岸田さんの作品は平面から立体へと移行。仕事が忙しくなり、大きな織機を使った制作に向き合う時間がとれない中、既存の織機を使わない独自の制作方法を見つけます。また綴織タペストリーの制作で多くの糸端が出る裏面にも面白さを感じていたことから、綴織の裏面も隠さずに作品にしようと考えます。そして身近な日用品と綴織を組み合わせた作品として、「眼鏡」を織るという発想が生まれます。

◆自分のアイデンティティと結びつく「眼鏡」を掘り下げる

立体作品の制作では眼鏡をはじめとして、傘や虫かご、ざる、茶こしなど様々な日用品を使った制作にもチャレンジ。一時期、制作の「方向性に迷った」時期に、「愛着があり、自分のアイデンティティとも結びつきがある『眼鏡』をもっと掘り下げていこう」という考えに至ったという話もありました。そして、お面のような表情のある「めがねマスク」や、眼鏡自体が一つの体になるような「めがねオブジェ」、既製品の眼鏡に織りや刺繍を施してつくる「めがねっこ」シリーズなどの作品を展開していきます。

講義の後は、実際の作品に触れながら、作品の狙い、素材や技法など学生が知りたい内容が余すところなく伝えられました。学生たちは作品を手に取って、どのようにつくられているのかを自分の目でたどるように真剣に眺めていました。またデザイン画や、制作プランのファイル、ポートフォリオなどの制作プロセスの資料も見せてもらいました。

岸田さんの着眼点には常に「身の回りのものに目を向ける」というスタンスがあるといいます。手を動かし、布の予想外の動きも楽しみながら作品を生み出し、今は「日記を書くように作品を制作しています」と。織りの可能性をオリジナルに追求している岸田さんの姿に、さまざまな角度から刺激を受けた時間となりました。

〈岸田めぐみさんプロフィール〉

きしだ・めぐみ/大阪府出身。2013年より日用品と綴織を組み合わせた作品制作を開始。現在は眼鏡をモチーフに「眼鏡は身体の一部」という実感から着想を得て、織りや縫い技法で立体作品を制作する。大阪芸術大学大学院前期課程修了。instagram: @kissi_meg

*岸田さんのテキスタイルアート作品は、9月17日(日)から10月29日(日)まで和歌山県九度山町で開かれる「くどやま芸術祭2023」に出展されます。「くどやま芸術祭」公式サイト https://kudoyama-art.com

夏期休暇のお知らせ

誠に勝手ながら下記の期間におきまして夏期休暇とさせていただきます。

夏期休暇:8月8日(火)- 8月16日(水)
​夏期休業前出荷分の受付最終日:8月3日(木)
夏期休暇前最終出荷日:8月4日(金) 

※在庫状況により、最終出荷日までに商品が発送できない場合があります。

夏期休暇中のご注文およびお問い合わせはメールでお願い致します。
期間中にいただきましたご注文、及びお問い合わせにつきましては、8月17日(木)以降に順次対応させていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

5月8日からのコロナ感染症5類変更後の対応について(7/18更新あり)

【7/18更新】

-学生・ワークショップ受講生・見学者の対応について
マスク着用は個人の判断にお任せします。ただし、屋内共有スペースでの説明中および会話の際は着用をお願いする場合もあります。
引き続き、十分な換気の確保、手指消毒の徹底、教室の清掃などの感染症対策は徹底します。

-スタッフの対応について
個人の判断に任せます。

なお、実施していました検温などの体調確認は終了させていただきますが、喉の痛みや発熱等、体調不良の際は、すみやかに事務所までお知らせください。
今後追加発表される政府対応を適宜確認しながら、引き続き対応を進めます。


【6/12更新】

政府より示されている【令和5年(2023年)5月7日をもって「新型コロナウィルス感染症対策の基本的対処方針」の廃止】に伴い、学生・ワークショップ受講生・スタッフのスクールにおける対応ルールを以下の通り再定義します。

学生・ワークショップ受講生の対応について
令和5年(2023年)5月8日から5類感染症になる事により、
マスク着用は個人の判断にお任せします。ただし、屋内共有スペースでの説明中および会話の際は着用をお願いします 。
引き続き、十分な換気の確保、手指消毒の徹底、教室の清掃などの感染症対策は徹底します。

スタッフの対応について
5類感染症への移行後も、当面は「業務時間内の屋内共有スペースでのマスク着用を義務付ける」ようにします。

なお、実施していました検温などの体調確認は終了させていただきますが、喉の痛みや発熱等、体調不良の際は、すみやかに事務所までお知らせください。
今後追加発表される政府対応を適宜確認しながら、引き続き対応を進めます。

8月19日 合同見学会開催(オープンスクール)

-イベントは開催終了しました。ご参加ありがとうございました。
 次回は10/14を予定しています。>>>詳細はこちら


専門コース入学をご検討の方向けに合同オープンスクールを開催いたします。
高校生をはじめ、専門学生、大学生、社会人の方など多くの方にお申し込みいただけます。
※予約締切日 8月18日(金) 12:00まで(昼食体験は8/3)
※食事の申し込みは8月3日(木)にて締め切らせていただきます
※昼食を申し込まれる方は当日12:20までに受付をお済ませください。

※事前予約制・個別対応ではなく合同での案内となります
※予約枠が埋まり次第、募集を締め切らせていただきます


【プログラム
12:20- 昼食体験(希望者のみ・要申し込み)
13:00- スクール・カリキュラム説明
14:30- コースター織り体験*
15:20- 施設案内(アトリエ・ドミトリー)
16:00- 個別相談(希望者のみ)
-終了次第解散

*時間は前後する場合があります。余裕を持って予定をお組みください
*昼食あり12:20受付/昼食なし13:00受付となります


スクール・カリキュラム説明】
教室でスライドや学生の作品を見ながら、スクールのシステムや授業内容の説明を行います。

来校前にスクールよりお送りします「コース説明編」・「事務手続き編」の動画を事前にご覧になられる事をお勧めいたします。

【コースター織り体験】
織り体験は、ウールのコースターを織った後に、ご自身で縮絨作業を行って仕上げてお持ち帰りいただきます。
*織り体験は申込者1名のみとさせていただきます。
*画像はイメージです。色等は選べません。

【施設案内】
アトリエとドミトリー(寮)施設を順にご案内します。
*専門コース学生は夏期休暇につき授業は行っていません。

個別相談】
希望者の方は、さまざまなご質問、ご相談に担当者が個別でご説明します。

【昼食体験】 ※8/3まで申込受付中
・フォームより予約時にご選択ください。
・660円(1人)を来校受付時に、現金にてお支払い、チケットをお受け取りください。
・付き添いで参加される方も申し込みにより、食事が可能です。
・昼食を申し込まれる方は12:20までに受付をお済ませください。
・メニューは毎食決まった1メニューとなっています。アレルギやー好みによる変更はお受け出来ません。

<当日のメニュー>
・カツカレー、ツナコーンサラダ、フルーツ白玉(7/25更新)


【アクセス】
・駅、バス停からの所要時間は徒歩約10分です。
・駐車場もございます。
https://www.kawashima-textile-school.jp/access.html
<オススメアクセス>
京都バス 国際会館バス停 52系統 市原経由貴船口・鞍馬行き 市原駅前バス停下車
叡山電車 出町柳駅 鞍馬行き 市原駅下車


【コロナ感染症5類変更後の対応について】
下記をお読みのうえお越しください。
https://www.kawashima-textile-school.jp/info/2023/06/12/10678


【オープンスクールその他日程はこちら】
https://www.kawashima-textile-school.jp/info/2022/08/04/8616

制作の先に:「一本の糸を撚り合わせるように」 綴織タペストリー「つなぐ」がスクールの寮に登場

専門コースの学生が制作した綴織タペストリー「つなぐ」が、このほどスクールの寮の1階正面に飾られました。「気持ち・経験・発想 一本の糸を撚り合わせるように、ものが生まれる」がコンセプト。昨年度の本科生(1年次)のグループ制作のうちの一作で、空間にフィットした色味やデザインに仕上がっています。

校舎と寮が建物内部の歩廊でつながっているスクールの環境は、学びと生活空間が一体となっています。タペストリーが飾られたのは、食堂に行ったり寮で生活したりするのに、学生たちが「いつも通る場所」。「川島テキスタイルスクールらしいものは何か」「この場所に置く意味は何か」を考えて、モチーフに選んだのは「糸」。本科の織りを中心とした実習で、シルクの極細の糸や手紡ぎのウール糸などいろいろな糸を扱うなかで、糸の構造に面白味を感じてデザインにしました。繊維を紡いで一本の糸ができるイメージと、この学校に人が集い、織り手が生まれる場のイメージ。グループメンバーの話し合いを通して、そんな異なる二つのイメージが「つながった」と言います。この感覚は、一年を通してスクールで織りに没頭している学生ならではと言えるでしょう。寮のこの場所に飾ることを前提に、壁に合う色を選び、微細な色の変化やバランスにもこだわってつくり上げた作品です。スクールに来られる際は、ぜひご覧ください。

制作の先に:「長く大切にしていきたい」 綴織タペストリー「結」が社会福祉法人「友々苑」へ

専門コースでは例年、本科1年目に綴織タペストリーのグループ制作を行っています。このほど昨年度の学生が制作したタペストリーが、京都市内にある社会福祉法人「友々苑」へ納入されました。施設の方からは「利用者が興味を持って見ています」「場所が明るくなりました」と喜ばれています。

この作品は「人が集い、生活の中で縁を結ぶ」をコンセプトに、「結」と名づけた綴織タペストリー。制作した3人は「友々苑」の施設の理念を学び、担当者にヒアリングして施設の要望に沿う形でデザインし、約半年かけて仕上げました。

施設の方と話し合いながら進めていく中で、学生が施設に出向いて飾る場所を見たり、逆に施設の担当者がスクールの制作現場を見に来られたりもしました。そうして、ものづくりのワクワク感を施設の方と共有しながら、織りの効果を生かした躍動感のある作品に仕上がりました。

制作過程で学生たちは、それぞれの得意なところを生かし、苦手なところは補い合いながら進めたといいます。アイデアを出し合い、織りの作業量もローテーションでうまく回して「一人じゃないからできた」とグループワークの良さを実感した様子。学生の一人は、「私は自己表現よりも相手に喜ばれるものをつくるのが好きなんだな、と自分の向き・不向きを考えるきっかけになりました」と話しました。

作品が廊下に飾られると、事務長と担当者の方から「長く大切にしていきたいです」と伝えられ、言葉のプレゼントをいただいたような温かさが広がりました。